12人の死にたい子どもたち
昨日休みだったので見てきました。
劇場で見るというスイッチが入ってしまっている感じがします。
監督は堤幸彦監督。
キャストも若手オンリーでフレッシュでした。
内容は自殺サイトを通して集まった12人の安楽死志願者の子どもたち。
12全員で採決を取り全員一致で決行に賛成すれば即決行、1人でも反対者がいれば話し合い。
すぐに決行に決まると思いきや会場で誰も知らない若い男性の遺体が見つかり…そこから物語が展開していきます。
広告では密室脱出ゲーム?みたいな感じで煽っていましたが全然違います。
主に謎解き、遺体の真相にみんなで迫っていくといった感じです。
以前、どこかでコマーシャルを見て気になっていたのですがタイミングもよく上映されていたので勢いで見ました。
感想としては見応えはあったかなあという感じです。
サスペンスが結構好きなので結末がわからないものはワクワクします。
ただこの作品に関しては勘のいい方なら割と序盤で結末をなんとなく予想できるのではないかと思いました。
僕自身も多分こうなるかなあと思っていた感じになりました。
ただ序盤から要所要所に散りばめられた伏線を回収する様は爽快でしたね。
結末を知った上でまた見るのも面白いかもしれません。
登場人物全員が死にたいという意思を持っています。
それもかなり強い意思。
みながみな人生を諦めたのです。
以前から僕は思っていたのですが死にたいって感情は誰よりも強い生きたいっていう感情とイコールだと思います。
死があり生があるように。
生きたくて生きたくてしょうがない、だけどもうダメなんだっていう痛みが伝わってきて辛かったですね。
杉咲花ちゃんが出ていたのですが僕のイメージはクックドゥーのCMでぐっさんとモリモリご飯を食べるイメージだったので今回の役は新鮮に見えました。
すごくブラックで聡明。
でもぴったりでしたね。
堤幸彦監督作品のイニシエーションラブ。
これもめちゃめちゃ面白いのでおススメです。