家族と友達
とても久しぶりに書きます。
意外と読んでるよーって言う声をいただいて本当に嬉しい限りです。
今日は友達と家族というばっくりしたタイトルですが自分のパーソナル部分についても書いていこうと思います。
今日、仕事中にひとりの友人が訪ねてきてくれました。
千葉君という小中学校が同じだった地元の友達です。
学生時代はそこまで関わりがあった方ではなかったです。
営業中にいきなり「俺のこと覚えてる?」
千葉君が話しかけてくれました。
ちらっと顔は見えてたのですが失礼な話、全く気づけず…
声をかけられてしっかりと顔を見ると当時の面影はそのままで少し垢抜けていました。
突然の旧友との再会に感動と驚きを覚えつつ、最近どう?と近況を聞きました。
実は精神病院に2日前までいたと彼は言いました。
僕は最初冗談なのかと思いましたが少し言うことを躊躇っていたことから本当なんだなと察しました。
どういう事情だったのかは割愛しますが普通の状態でないことは容易に理解できました。
そんな彼が退院後に自分の元へ訪れてくれたことが本当に嬉しかったです。
昔話も挟みつつ会話も盛り上がっていたころ、彼はふと寂しいんだ言いました。
全く同じ気持ちです。
僕もどちらかというと物事を悲観的に捉えるタイプなので漠然とした不安、先の見えない未来、地元を離れて気心の知れた仲の存在が少ないことなど、どうしようもなく答えのない問題をずっと解かされている感覚は僕もよく感じます。
彼はきっと僕のそういった部分に共感してくれて訪ねてきてくれたんだと思います。
彼は僕に友達になろうと言いましたが元より僕らはもちろん他人ではありません。
何言ってんだ、もう友達だよ
僕はそう答えました。
表現し難い暖かい気持ちに包まれ、冷めやらぬ興奮のままブログを書こうと思い今に至ります。
千葉君の気持ちがわかるということに関して僕自身が弱い人間であるのはもちろんのことですが他にも理由はあります。
僕の兄は3年前に鬱病を発症しました。
発症したばかりの頃はまともに会話もできない状態だったそうです。
僕は地元を離れているため弟や父に状況を聞くことしかしていませんでした。
先日、祖父が亡くなり地元へ帰る機会ができたので久しぶりに実家でゆっくりしようと思っていました。
久しぶりに会った兄に僕は少し戸惑いました。
想像していたより何倍も過酷な状態なんだと理解したからです。
僕の鬱病への認識は全くの見当違いでした。
しかし根は変わらずいつもの優しい兄の姿も見ることができて安心しました。
家庭の事情で弟と母とは別の家に住んでいたため兄弟3人で会話をしっかりしたのは数年前に亡くなった祖母の葬式が初めてでした。
そこで感じたのはとにかく兄も弟も真面目で優しく真っ当な価値観を持っているんだと思いました。
自分のいい加減な部分を少し分けてあげたいくらいです。
真面目で優しいが故に心のバランスを保てなくなってしまうんだと。
だから僕はどんなに小さなことであったとしてもその人が苦しんでいるなら理解するよう努め少しでも心の支えになれたらといつも思います。
僕自身すごく弱い人間な為、メンタルがあまりタフではない人の気持ちを理解するのにあまり苦労はしません。
今の僕はものすごく恵まれていると思います。
何かあったら絶対に助けてやると言ってくれる友達が一人でもいる僕は幸せ者です。
僕は自分の幸せも勿論のことですが、何より仲間や家族が穏やかに過ごせる世界であることが一番だと思います。
人はいずれ必ず死にます。
それを深く理解する必要があります。
無駄な時間などありません。
とにかく愛を持って何事にも取り組んで生きていたいと思います。
良くない思考に陥ることも勿論多々あります。
しかしその度に苦悩し、新たな希望を見出し、皆が手を取り合って過ごせる世界になることを望みます。
終盤宗教チックになってしまいましたがそんな気持ちです。
Peace